【競輪】脇本雄太が競輪祭初制覇でG1V8 グランプリ出場9人も決定

 大阪万博と小倉競輪のマスコットから祝福される脇本雄太(撮影・金居みつよし)
 優勝した脇本雄太(撮影・金居みつよし)
 優勝した脇本雄太(撮影・金居みつよし)
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 「競輪祭・G1」(24日、小倉)

 12Rで決勝が行われ、脇本雄太(35)=福井・94期・SS=が最終1角番手まくりで優勝。競輪祭は初、自身通算8回目のG1優勝を成し遂げた。2着に犬伏湧也(徳島)、3着に松浦悠士(広島)が入った。この結果で今年のKEIRINグランプリ2024に出場する9人が決定した。

 後輩の力を味方に脇本が今年初、通算では8回目のG1制覇を果たした。レース後は「ホッとしている。素直にうれしい」と喜びを語った。

 レースは犬伏湧也(徳島)ラインが前受けで近畿3車は後ろ攻め。赤板で寺崎浩平(福井)がスピードを上げて先行態勢に入り、脇本は別線の仕掛けを見ながら追走。「ホームで見ていたけど、犬伏君が来るのが早かった」と最終ホーム線から仕掛けた犬伏に合わせて、最終1角番手まくりで応戦。犬伏が脇本の後位にハマる形になり、後続は離れてマッチレースに。「距離が長いしキツかった。犬伏君か松浦君かどっちか後ろにいると思った油断しないように走った」とこん身の差し脚を伸ばす犬伏を振り切った。

 競輪祭のタイトルは近畿勢に縁がなく近畿からの優勝者は59年ぶり。さらにこのタイトルを手にしたことによって、グランドスラムへ全日本選抜を残すのみとなった。「競輪祭は取りたいタイトルで意識をしていた」と今年はしっかりと勝ち切って全冠制覇へ一歩近づいた。

 今年は腰痛などもあってG1・日本選手権(平)を欠場するなど「悩みがあった一年だった」と決して順風満帆ではなく「まだ発展途上だと思う」と納得のレベルではないが、今年最後のG1で軌道を修正。賞金面では当確していたが、G1優勝で文句なしのグランプリ行きを決めた。

 年末の大舞台へ「油断せず、1カ月力を入れて頑張りたい」と力を込めた。次に狙うは2年ぶり2回目となるグランプリの栄冠。師走の静岡で脇本が強烈なパワーを見せてくれそうだ。

 グランプリに出場する9人は郡司浩平(神奈川)、平原康多(埼玉)、北井佑季(神奈川)、古性優作(大阪)、脇本雄太(福井)真杉匠(栃木)、清水裕友(山口)、新山響平(青森)、岩本俊介(千葉)。北井と岩本がグランプリ初出場となる。

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