【ボート】三国G1 磯部誠が今節初白星ゲット 大会連覇へ黄信号も逆襲の雰囲気が漂う

 「北陸艇王決戦・G1」(30日、三国)

 磯部誠(34)=愛知・105期・A1=が、3日目10Rでインから逃走。今節初白星を手にした。前回大会覇者の得点率は3日目終了時点で5・50。連覇へ黄信号がともっている状況でも、逆襲の雰囲気は十分にある。

 これぞSG覇者のターンだ。磯部は10R、コンマ15のトップSを決めると、一切のブレがない滑らかな旋回で1Mを先マイ。そのまま一気に逃げ切ってレースを支配した。「足に関してはストレスなく悪くないと思っています。こんな着順を取る足ではない」。表情からは仕上がりの充実度がにじむ。予選最終日の勝負駆けは4、3号艇で登場だ。

 昨年の70回大会で優勝。連覇には「だいぶ遠のいたねー」と苦笑いを浮かべた。それでも「まあ、頑張ります!」と言葉には力がみなぎる。土俵際からの逆転へ、まずは予選突破の壁をクリアしたい。

 正念場を迎えた磯部が執念の走りで結果を残す。

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