【競輪】玉袋筋太郎が「KEIRINグランプリ」出場選手を昭和あるあるで分析 「天才子役」真杉匠が関東ワンツーで荒稼ぎ!?
競輪界最高峰の競走で優勝賞金1億4000万円の「KEIRINグランプリ2024」が30日、静岡県の静岡競輪場で実施される。そこで昭和を振り返った「玉袋筋太郎の#昭和あるある」を出版したばかりの玉袋筋太郎が出場選手9人を昭和あるあるに例えて分析。「さらば昭和99年 昭和あるあるグランプリ」と題して、車番順に9人を紹介する。
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4番車は真杉匠。2年連続でKEIRINグランプリに出場。獲得賞金額6位って、稼ぎ方が分かってきたって感じだね。昭和あるあるに例えたら「天才子役」だね。
昭和を代表する子役といえば、まずケンちゃんシリーズの宮脇康之(現・宮脇健)。あと黒ネコのタンゴの皆川おさむ、そしてカケフ君などね。いずれも最近はめっきり名前を聞かなくなったね。
真杉は若くしてS級S班になった。その辺りが天才子役っぽいんだよな。でも、先ほど挙げた人たちと違って、その後もずっと活躍しそうな気がするんだよ。杉田かおる、内山信二、坂上忍みたいな感じでね。いつまでも輪界を引っ張ると思うよ。
今年の真杉は獲得賞金額6位とはいえ、既に1億円以上も稼いだ。でも、意外なことにG1ではそれほど活躍していない。オールスター(平塚)は決勝に進出したけど、それ以外は全て準決で敗退。それならどうやって1億円以上も稼いだのか。今年の戦いぶりを振り返ってみたい。
今年初の決勝進出は3月の玉野記念(8着)。続くG2・ウィナーズカップ(取手)は準決で落車。4月の京王閣記念で今年初優勝。その後、しばらくは目立った活躍がなかったが、7月のG2・サマーナイトフェスティバル(松戸)で優勝。そして9月のG2・共同通信社杯(宇都宮)でも優勝を飾った。G2を2個も獲得できれば、それは大量賞金につながるよ。
真杉は先行、まくりだけでなく、強気のさばきで打開する力を持っている。そこが強みで、昨年のG1・競輪祭(小倉)の決勝では単騎でもソツなく立ち回って優勝をもぎ取った。今回のグランプリは平原康多が強い味方になる。別線や単騎勢が強力だけど、必ず勝負どころを逃さず動いて、チャンスを作るとみたよ。
天才子役で挙げ忘れていた人がいるよ。それは松島トモ子。4歳で芸能界入りして現在79歳。75年も第一線で活躍しているのはすごいよな。松島トモ子といえば、1986年にケニアでライオンとヒョウにかまれたことで知られるよな。1回の滞在で2回も猛獣に襲撃されるなんて恐ろしい。今回の真杉-平原はライオンやヒョウらしき別線にかみつかれるかもしれないけど、かみつかれる前にうまくさばいて関東ワンツーへ一直線だよ。(漫才師)