【ボート】磯部誠が地元とこなめ周年V イン逃げ快勝で5回目のG1制覇
「トコタンキング決定戦・G1」(14日、とこなめ)
1号艇の磯部誠(34)=愛知・105期・A1=がインからコンマ07のトップSで逃げ切り快勝。2023年9月の三国周年以来となるG1・5回目、通算42回目の優勝を飾った。2着は羽野直也(福岡)、3着は関浩哉(群馬)が入った。なお、総売上額は71億6207万4000円で、とこなめ周年の記録を更新した。
見事な完封劇だった。磯部がインから1周1Mを先制。回り足の良さを生かし、バックでは他艇を引き離して決着をつけた。「Sは早く仕掛けて2号艇の池田(浩二)選手と3号艇の平本(真之)選手が外をブロックしてくれた」と笑顔で会心のレースを振り返った。そして、対岸の大看板「地元のスーパースター」の3人がそろって優勝戦に進出したこともプラスとなり「2人がいてくれたせいか安心感があり、緊張せずレースに臨めた」と愛知支部の先輩への感謝も忘れなかった。
前節、秋山直之(群馬)が優勝を飾った上昇中のエンジン51号機をパートナーに、舟足は行き足と回り足が良く、好仕上がりを維持。予選トップ通過で勝ち上がると、準優勝戦と優勝戦も人気に応えてVロードを進んだ。「序盤から舟足には手応えがあった。優勝戦の前も何もせずペラを触ったくらいで、手前関係は変わらず良かった」と足には自信を持っていた。「これからも気持ちを入れて一走一走、頑張ってレースする」と今後の活躍を誓った。