2009/01/25 びわこ競艇
▼SG・シリーズ優勝戦 | |||||
着順 | 連番 | 選手名 | 住所 | 進入 | ST |
1着 | B | 松下 一也 | 静岡 | 4 | 15 |
2着 | E | 森定 晃史 | 岡山 | 2 | 10 |
3着 | D | 安達 裕樹 | 三重 | 6 | 13 |
4着 | @ | 今井 貴士 | 福岡 | 1 | 14 |
5着 | A | 金子 拓矢 | 栃木 | 3 | 08 |
6着 | C | 新田 雄史 | 三重 | 5 | 25 |
共同通信社杯「G1・第23回新鋭王座決定戦」は25日、びわこ競艇第12Rで優勝戦が争われ、当大会初出場の松下一也(26)=静岡・91期・A1=が4コースからまくり差しで快勝。昨年の山口剛(広島)に続き、91期レーサーが王座に輝いた。2着は安達裕樹との競り合いを制した森定晃史。
850万円と総理大臣杯出場権を獲得した松下一也=びわこ競艇場
新鋭らしく激しい攻防となった1M。勝利の女神がほほえんだのは、その勝利への執念が一番強かった松下だった。
森定が前付けに動き、松下は絶好のカド位置。「深くなるのは嫌だった。カドからS行ってのまくりか、まくり差しを想定していた」。予想通り、展開を捕らえた全速のまくり差しで一気に決着を付けた。「2Mまではドキドキでした。ゴール直前では涙が出ました」と、感無量で最高の一戦を振り返った。
勝負への意識改革 王座への思いは人一倍あった。昨年は選考順位53位で出場を逃し、辛酸をなめた1年を過ごした。「その悔しさがあっての今年。優勝だけを狙ってきた」。直前の1週間で4〜5キロ減量するなど、勝負に臨む意識改革が優勝をもぎ取った。
これで3月の多摩川総理杯の出場権もゲット。もちろんSG初出場だ。「一番の武器はS。総理杯でもSだけは負けないようにしたい」と目を輝かせる。勢い十分の若武者が、SG戦線でも新風を巻き起こすのは間違いない。
1周2M
【松下まくり差す】
森定がスタート展示通りに2コース進入。松下がカドに引いて162・345。トップSは3コースの金子。内2艇をたたいて1Mに向かうもキャビって流れる。松下がすかさずまくり差して先頭に立つ。差しハンドルから森定も迫るが、BS松下があっさり振り切り1着。1周2M安達に並ばれた森定は、2周1Mで握ってかわし2着をキープ。
進入はレース直前まで迷ってた。Sは全速。出脚型に調整した分、BSは伸びでやられましたね。
判断が中途半端だった。それよりもS行けなかったのが一番の敗因。コンマ05を狙って13では…。
追い風だったから少し遅らせたけど、Sは自分なりに全速。あの隊形になってしまっては仕方ない。
Sして伸びたが、1Mは初動が掛かり過ぎてハンドルが切れなかった。脚は今節一番良かったんですが…。
Sをため過ぎてしまったし、1Mもうまく入れなかった。脚は良かったと思う。自分のミスです。
松下一也(まつした・かづや)1983年1月24日生まれ、26歳。身長167a、血液型A。静岡県出身。02年11月に91期生として浜名湖でデビュー。07年1月の浜名湖で初優勝。GT初出場は06年11月の浜名湖周年記念。新鋭王座は今年が卒業年で、初出場で初勝利。通算優勝回数は2回。生涯獲得賞金額は1億336万8800円