【平和島G1特集】関浩哉(群馬支部)
群馬の次世代を担うエースが堂々の参戦だ。1月に開催されたプレミアムG1・BBCトーナメント(大村)で優勝を飾った関が登場する。
昨年12月のSG・グランプリシリーズ(住之江)では優勝戦の1号艇を獲得しながらも4着と敗北。レース後は大粒の涙を流したが、メンタル面の強さを前面に押し出して大村では見事なV劇を飾った。デビュー当時から頭角を現すのは早かったが、正直なところ、記念戦線で百戦錬磨の強者たちと対等に肩を並べるのはまだ先のことだと思っていた。ターンスピードは速く、Sのセンスも高かったが、どこか粗削りで不安定なレースが多かった。それがここ1、2年で冷静な走りができるようになり、SGでも全く見劣らない選手にまで成長した。
群馬支部には長くエースとして君臨している毒島誠がいるが、今回はF休みで不在。それでも、出場する群馬支部の層の厚さに納得できるのは関の存在が大きいと思っている。平和島水面との相性も良く、優勝は1回だが、22年10月の周年記念(優出6着)を含めて優出は5回の実績がある。今大会もしっかりとエンジンパワーを出し切り、力強い走りで水面を沸かせてくれるはずだ。