【ボート】笹川賞カウントダウン(2)

 「笹川賞・SG」(21日開幕、福岡)

 ボートレースの“オールスター戦”「第40回笹川賞」が21日から26日まで、福岡ボートで開催される。当欄では6回に渡り、笹川賞について触れていく。

 第2回は決戦の舞台・福岡の水面の特徴について解析する。福岡では毎度のごとく、独特の“うねり”が話題になる。だが最近では、発生要因の研究や対策が進み、レースへの影響が減ってきた。

 その一つが、定期便の福岡市営渡船による影響だ。福岡ボートは博多湾のすぐそばにあるが、渡船の運航によって決まった時間に“うねり”が発生することが判明。レース時刻をここから避けることによって、影響を回避できるようになった。また、昨年9月に設置されたターンマークごとの消波装置も奏功し、水面はかなり落ち着くようになった。

 それでも、満潮時や北向きの風が吹いた時には“うねり”が発生する。今節の潮回りでは初日の干潮時刻が12時43分で、以降は遅い時間にシフトしていく。最終日は干潮時刻が16時41分。ドリーム戦はやや厳しい潮回りとなりそうだが、優勝戦は北風さえなければ絶好のコンディションで行われるだろう。

 水面はとにかく“イン受難”。年間を通してイン1着率は30%台で推移し、戸田や平和島には及ばないもののインの信頼度は低い。だからと言って6コースに出番があるわけではなく、センター中心の組み立てが基本になる。静水面ならまくりが頻発。逆に“うねり”の発生が疑われる時は、差しを念頭に置いた舟券作戦が正解だ。

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