【ボート】グラチャンカウントダウン5
「グランドチャンピオン決定戦・SG」(25日開幕、常滑)
ボートレースの“SGの中のSG”とも言われる「第23回グランドチャンピオン決定戦」が25日から30日まで、とこなめボートで開催される。
連覇を目指して参戦するのは太田和美。昨年の優勝戦で見せた2コースからの絶品差しは、まさに芸術の域。「舟足の差が付きにくく、旋回力が大きくモノを言う」という、新ペラ制度の流れを決定づけたとも言える快勝劇だった。
その太田。グラチャンには、初出場の第4回(住之江)から毎年参戦を続けている。今回で20回連続。通算の出場回数でも松井繁の19回を抑え、史上最多を誇っている。最多Vは同支部の後輩でもある湯川に劣っているが、グラチャンの歴史を知り尽くす存在なのだ。
今年のSGでは存在感をアピールできていないものの、それ以外の舞台では順調な戦いぶりを見せている。Vは一般戦の2回だけだが、G1では確実に予選クリアを積み重ねている。
昨年の優勝時には「若いころよりも、今の方がスピードは増している」と進化のまっただ中にいることをアピールした太田。走り慣れたSGで、今年もスピードを見せてくれるはずだ。