【ボート】茅原、全速走だ まずは準優
「グランドチャンピオン決定戦・SG」(25日開幕、常滑)
ボートレース新時代到来‐。5月の笹川賞は新世代といえる登録4000番以降のレーサーが大活躍。優勝戦は6人のうち5人が新世代レーサーだった。25日に開幕する、ボートレースとこなめ「SG・第23回グランドチャンピオン決定戦競走」も、間違いなく新世代レーサーが大暴れ必至だ。
茅原は直前の児島一般戦で優勝。表彰式で満面の笑みを浮かべたが、今回のSGについて語り出すとアツくなった。「SGでは全然通用しない。雰囲気には慣れてきたけど、メンタル面だけでなく、エンジンを出すという部分でも自分はまだまだ及ばない」。それでもすべての面で負けていると思っていない。「ターンでは負けていないと思う」。強豪、実力者が相手でも、ターンスピードは互角。エンジン性能に差のない状況なら、茅原は全速旋回で強豪に競り勝つこともあった。
直前に迫ったグラチャンの目標を尋ねると「準優」と即答。「小さい目標ですが…」と頭をかくが、大風呂敷を広げないのが茅原の長所でもある。小さなことからコツコツと…。大きな目標はもちろんSG優勝。そのためにはSG常連…それだけでない。準優常連になることだ。
グラチャンではその後も見据えている。「(同県の先輩)山口達也さんが圏内にいるSGに、ボクが出られないのはイヤ。ダービー勝率を意識しています」。とこなめで準優に乗れば勝率アップは間違いない。ダービー勝率をみつめながら、アツく攻める茅原に大注目だ。