「モーターボート記念・ＳＧ」（２７日開幕、まるがめ）

　まるがめでＳＧが開催されるのは１５回目だが、複数回に渡って優勝経験があるのは２人だけ。１人は野中和夫（３回）。そしてもう１人が池田浩二だ。０３年グラチャンで悲願のＳＧ初制覇を飾った。まるがめは０９年から“ブルーナイター”に切り替わったが、記念すべき当地初ナイターＳＧとなった同年ＭＢ記念も制している。

　今年は３月に総理大臣杯（平和島）を制覇。最高のスタートを切り「自己最多の（年間）ＳＧ４Ｖも、いける自信がある」と胸を張った。だがその後のＳＧでは、地元とこなめのグラチャンでの準優４着が最高。笹川賞（福岡）オーシャンＣ（若松）は予選敗退と、やや不本意な結果に終わっている。賞金王決定戦への出場はほぼ当確だが、その年末へ向けて再加速が必要な状況ではある。

　今回の出場者の中で、当地ＳＧの優勝経験があるのは池田と、丸岡正典（０８年全日本選手権）の２人しかいない。水面アドバンテージという点でも、今回の池田は大きくクローズアップされるはずだ。思い出たっぷりの舞台で、再び勢いをつける期待が膨らむ。