【ボート】浜野谷V獲りへ虎視眈々
「宮島チャンピオンカップ・G1」(9日開幕、宮島)
年末の大一番の切符を懸けたSG・チャレンジカップ(19~24日・津)前に行われる最後のG1。その舞台は世界遺産が目の前にある絶好のロケーションの宮島ボート。当地の新エンジンを経験している浜野谷憲吾(39)が、虎視眈々(たんたん)とV獲りをもくろんでいる。
賞金ランクは23位(7日現在)。現状では、年末の賞金王決定戦出場は厳しい立場にいる浜野谷が、SG・チャレンジカップ前の一戦で大暴れを演じる。
近況はペラ調整が好調で、7月のSG・オーシャンカップでは節イチ級の伸びを披露。10月の江戸川MB大賞では、しっかり機力を引き出してオール2連対で優勝を果たした。
当地も9月の岩田杯を走って優勝。序盤は調整に苦しんだが「チルト0を試してから良くなった」と急上昇。4日目からはピンラッシュで、見事なイン逃げVを決めた。
「宮島でチルト0の時はいつも悪い成績だったけど、これで調整の幅が出ましたね。周年の時も考えたい」と新たな調整方法を手に入れた。“東都エース”が卓越した手腕を生かす機力を発揮して、V戦線を盛り上げる。