【ボート】平山智加が“4度目の正直”
「賞金女王決定戦・G1」(15日、芦屋)
1号艇で断然人気を集めた平山智加(28)=98期・香川・A1=がインから力強く逃げ切って優勝。女子王座では過去3度敗れた優勝戦1号艇だったが、賞金女王決定戦の舞台で見事に“倍返し”を果たした。2着は海野ゆかり、3着には鎌倉涼が入った。
山川がリングを1本交換し、ほかは部品交換なしで登場。進入は動きなく展示・本番ともに枠なり3対3となった。イン平山と3コース海野がコンマ10のトップSを決めた一方、2コース長嶋がコンマ27と立ち後れ。海野が締めて圧力をかけたが、平山は難なくこらえて1M先マイ。そのまま後続に何もさせず押し切った。海野は2着。1M外を回った鎌倉が3着と、最初のターン後の隊形で着順も決した。
平山は「数多くの失敗があったから優勝できたと思う。デビューしたときから女子でNo.1になりたかったので、まだ一番とは言えないですが、獲れてよかったです」と、“4度目の正直”に胸を張る。そして「来年は今年以上の成績を残したい」とさらなる活躍を誓った。