「ＳＧ・第２８回賞金王決定戦」が開催中のボートレース住之江で２１日、「選手ふれあいコーナー」に登場した人気女子レーサー・大原由子（２７）＝９９期・大阪・Ｂ２＝が来年１月に結婚することを発表した。相手は同じ大阪支部の後輩レーサー・渡部悟（２５）＝１０５期・大阪・Ｂ１。大原がステージで「渡部悟と結婚します。来月に式を挙げる予定です」と話すと、集まったファンから拍手で祝福されていた。

　大原はボートレース養成所のやまと学校を９９期生で卒業。０６年１１月２７日に住之江でデビュー（６着）してから、０９年４月２８日まで１着を挙げることができず、歴代１３位の２６７連敗。翌２９日（児島）に５コースまくりで１着で連敗をストップした。その後、再び連敗街道を爆走し、２２８連敗の末に１１年７月２３日の住之江で２勝目。そして、またも連敗街道を突っ走り、１７９連敗の末に今年８月２５日の大村で３勝目を挙げた。連敗が多いことから一部のボートレースファンから“ボート界のハルウララ”と呼ばれ、人気を博している。現在は４３連敗中。デビューして７年１カ月で３勝（７２１走）で、１着率は約０・４％。単純計算で１勝するのに２年４カ月以上もかかっている。

　※ハルウララは高知競馬所属の競走馬（牝馬）。０４年５月に１０９連敗で日本歴代２位。０５年３月に引退するまで負け続けて、通算１１３走０勝。単勝馬券が「当たらないから交通安全のお守りになる」など言われて、０３～０５年はハルウララブームが巻き起こった。