【ボート】池田最強証明!完璧V2達成

 「賞金王決定戦・SG」(23日、住之江)

 1号艇で断然人気を集めた池田浩二(35)=愛知・81期・A1=がインから完璧な逃げを披露。11年に続き2度目の頂点に立ち、賞金1億円を獲得した。2着に中島孝平、3着に新田雄史が入り、3連単は人気サイドの決着に終わった。また、11Rで行われた賞金王シリーズ戦の優勝戦は前本泰和(41)=広島・70期・A1=が逃げてSG初制覇を飾った。

 右手のこぶしを握りしめて、2年ぶりに賞金王のウイニングゴールを駆け抜けた。池田が大一番で完璧な逃げを披露。賞金王制覇に挑む5選手の野望を1周1Mであっさりと打ち砕いた。

 エース3号機を手にしたエンジン抽選から主役の座を最後まで明け渡すことはなかった。「トライアルでは多少ズレていた」と話していたSも、頂上決戦ではきっちり修正。賞金王の名にふさわしい強さを見せ付けた。

 天才が初めて味わった屈辱を“倍返し”にした。一昨年、ボート界の頂点に立つも、昨年は新ペラ制度に苦しみ、まさかのシリーズ戦回り。「決定戦に出なければ意味がないと思った」と、13年は3月のSG・総理大臣杯を制し早々にベスト12入りを決めると、2年ぶりに乗り込んだ大舞台では黄金のヘルメット奪回にも成功した。

 「勝ててホッとしてます。1回はたまたまでも獲れるけど、2回目はなかなか獲れないと思っていた。今年を漢字で例えると『耐』かな。今年もいろいろあったので」と普段はクールな池田が珍しく喜びを爆発させた。

 次の目標は野中和夫、植木通彦(ともに引退)、松井繁、田中信一郎の4人が達成している賞金王V3。輝きを取り戻した今の池田なら大記録に並ぶ日もそう遠くはなさそうだ。

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