【ボート】V争いの中心は王者・松井
「太閤賞競走・G1」(28日開幕、住之江)
ボートレース住之江で「開設57周年記念・G1・太閤賞競走」が28日に熱戦の火ぶたが切られる。昨年の賞金王決定戦メンバー6人を筆頭に、各地から強豪メンバーが集結し、メッカ水面を熱くする。
シリーズの構図は、住之江が全国に誇るスターレーサーたちが、遠征陣を迎え撃つ形だ。近10年を振り返ってみても、地元勢が6回の優勝を飾っているように、V争いの中心は地元勢が担うとみる。中でも松井、田中、太田、湯川、丸岡、石野のSGホルダー6人衆が地元タイトルを譲らない構えで臨む。
松井は当大会は過去V4と実績抜群。相性のいい大会でもあり、シリーズを引っ張る働きは必至だろう。意外にも太田は太閤賞のタイトルに恵まれていない。悲願の地元周年Vへ気合が入る。田中は賞金王シリーズ、正月戦と優出ならず。その雪辱、そして大会V3を狙う。F休み明けとなる湯川は14年の走り始め。開幕ダッシュを狙っての戦い。昨年覇者の丸岡は連覇、正月戦を制した石野は地元連続Vをもくろむ。
遠征陣では昨年末の賞金王決定戦を走った瓜生、田村、斉藤に、住之江でSG、もしくはG1V歴のある辻、峰、赤岩、吉川、平石らがV争いの有力候補に挙げられる。
直前のからつG1で優勝した田村に、優勝戦に進出していた峰、平石は幸先のいい14年のスタートダッシュに成功。その勢いに乗っての住之江参戦だ。
昨年はややひと息だった今垣、魚谷も年が変わって奮起は必至。もちろん実力の高さは誰もが認めるところ。V戦線を盛り上げる活躍があっても何ら不思議ではない。