【ボート】得意水面で王者松井が舞う
「びわこ大賞・G1」(4日開幕、びわこ)
びわこボートでは「G1・びわこ大賞・開設61周年記念」が4日に6日間の日程で開幕する。今年最初のSG・ボートレースクラシック(総理大臣杯)が直後に控えていることもあり、見逃せない戦いとなりそうだ。王者・松井繁を筆頭に昨年の賞金王決定戦戦士6人が集結する。
今年はSG・ボートレースクラシック(総理大臣杯)直前のG1とあって、各選手最終調整の意味合いは強い。今年初のSGを占う意味でも見逃せない戦いが繰り広げられそうだ。やはりシリーズの中心となるのは王者・松井だろう。昨年の賞金王決定戦では、賞金ランク4位で出場するも1勝もあげることはできず、最後の6人に駒を進めることもできなかった。それだけに今年は雪辱に燃えているはず。先に行われたG1・近畿地区選(住之江)で今年初Vを決め好調な滑り出し。びわこは昨年のこのレースで優出2着とし、12月の秩父宮妃記念杯では優勝と得意にしている水面。04年以来10年ぶりのびわこ周年Vを目指す。
12年の賞金王覇者山崎智也は、昨年不本意な1年となったが、今年は年明けから調子が良く、1月にはG1・浜名湖周年V。一昨年の秩父宮妃記念以来のびわこグレード競走Vをもくろむ。
もう一人注目したいのが前田だ。昨年のびわこ大賞では優勝戦で1号艇を手にするもまさかの6着。12月の秩父宮妃記念でも松井の2着と涙をのんだ。それだけにリベンジの気持ちは一番強いはず。再度のびわこ参戦。G1初制覇に燃える。
昨年の賞金王戦士の斉藤、田村、湯川、毒島、新田もV有力候補。中でも新田はG1初優勝が09年の同競走と好相性の水面。積極果敢な走りを見せてくれることだろう。
迎え撃つ地元勢は、びわこのエース守田を筆頭に、馬場、川北、君島と虎視たんたん。地元の意地を見せる。