「ボートレースメモリアル・ＳＧ」（２６日開幕、若松）

　今年、早くもＳＧＶ２と快調に飛ばしている菊地孝平。昨年まで２度のＳＧ優勝は、いずれも若松ナイターで果たしたものだった。２００５年の５３周年記念も制しており、若松のＳＧとＧ１で合計Ｖ３は、出場メンバー中最多だ。

　ＳＧ初優勝となったのは、０５年のメモリアル。２号艇で優出し、３コースからコンマ０９のトップＳでまくってみせた。０９年オーシャンカップは、予選トップ通過から準優、優勝戦ともコンマ０６のＳでイン逃げ。安定感抜群の快速Ｓを、大いにアピールしてみせたものだ。

　昨夏のメモリアル（まるがめ）あたりから「調子はずっといい」と話す菊地。ＳＧを制するには実力以外にも運が必要だと言われるが、流れがきたときに逃さない集中力を見せている。浜名湖グラチャンは４号艇での優出だったが、強くなる向かい風に「チャンス」と目を輝かせ、豪快なツケマイでＶをもぎ取った。

　充実一途で迎える、相性抜群の舞台でのＳＧ。年間３度目、若松でも３度目の戴冠があっても、今の菊地なら全く驚けない。