【ボート】太閤賞V4王者・松井が主役
「太閤賞競走・G1」(27日開幕、住之江)
天下統一を狙って全国から強豪がメッカ住之江に集結-。ボートレース住之江の冬の風物詩になっている「開設58周年記念・G1・太閤賞競走」が27日に開幕する。今回も昨年のグランプリに出場した10人を筆頭に、ボート界のトップレーサーが顔をそろえ、覇をめぐって熱い戦いが繰り広げられる。
主役を担うのは地元勢だ。昨年のグランプリに出場した松井繁、太田和美、石野貴之、丸岡正典はもちろん田中信一郎、湯川浩司ら大阪が全国に誇るスターレーサーが、地元周年のVは誰にも譲らない構えで臨む。中でも優勝候補筆頭には王者・松井を推す。太閤賞は過去4回制しており、相性は抜群。昨年はチャレンジカップを制し、グランプリもファイナルに進出した太田。太閤賞が今年の走り始めとなるが、地元水面だけに不安は一切ないだろう。意外にも太閤賞は未冠。そろそろ手にしたい思いもあるはず。正月のオール大阪を制した田中は、地元連続優勝を狙っての登場となる。湯川、丸岡、石野はそれぞれ2度目の地元周年制覇へモチベーションを上げてくることだろう。
遠征陣では15年の開幕G1だったからつ周年を制した瓜生に、昨秋の当地高松宮記念を鮮やかなまくり差しで優勝した山崎らが地元勢の強敵となる。住之江でSGV歴のある池田、篠崎も有力な優勝候補に挙げられる。昨年を含め、太閤賞V2の実績を残す吉川は、直前のからつ周年で痛恨のF2に。住之江は好相性の水面だが、今回は割り引きが必要だろう。昨年のグランプリに出場した白井、毒島、桐生らも当然ながらV戦線を盛り上げる。