【ボート】山崎智也 今年2度目のG1V
「トコタンキング決定戦・G1」(26日、とこなめ)
とこなめボートの開設62周年記念「G1・トコタンキング決定戦」が12Rで優勝戦が行われ、人気を集めた1号艇の山崎智也(41)=群馬・71期・A1=がインからしっかりと押し切り1着ゴール。2月の住之江周年以来、今年2回目、通算28回目のG1制覇を成し遂げた。2着には辻栄蔵、3着には魚谷智之が入り、2連単、3連単とも1番人気で決着した。
開口一番「エンジン様々です」とホッとした表情を見せた山崎。3対3の枠なりとなった優勝戦。インから「楽勝で入っていると思っていた」というSはコンマ07の鋭発スタート。タイミングを聞いて驚いた様子だったが「特訓でもインから伸びている感じだった」と、1Mをすんなり先取り。一瞬2コースの辻の差しが入ったようにも見えたが「(差しが)入ったと思ったけど、足が違っていた」とBSで辻を振り切ると、あとは独走態勢で、1着ゴール。
とこなめに来る直前に「赤坂さんから電話でアドバイスをもらった。それで調整も迷わずにできたし、3、4日目ぐらいから仕上がっていた」と、直前にとこなめを走っていた先輩の赤坂等=群馬・67期・B1=のアドバイスが功を奏し「これまでの低出力エンジンではぶっちぎりで良かった」とハイパワーに仕上げ、Vロードを駆け抜けた。
住之江周年を勝った時にも語っていたが「(獲得賞金ランキング)6位以内でグランプリに行きたい」と今年の目標を掲げる。ひとまず、この時点で賞金ランク2位に浮上。「記念、SGで準優を外さないようにしたい」と年末の大一番を見据え、今後も安定感のあるレースで記念、SG戦線を戦い抜く。