【ボート】若松で篠崎元志地元G1初V
「全日本覇者決定戦・G1」(11日、若松)
若松ボートの開設63周年記念「全日本覇者決定戦・G1」は篠崎元志(29)=福岡・96期・A1=が3コースからの鮮やかなまくり差しで1着。13年6月の桐生周年以来、通算5度目、地元で初のG1優勝を飾った。2着は平本真之(愛知)。1号艇で人気を背負った湯川浩司(大阪)は3着だった。
優勝戦は全艇がコンマ0台の速いS。1番人気で1号艇の湯川もいいSを行ったが、1Mで少し流れたところを篠崎元は逃さなかった。「Sは0台と思って行った。最後は少し様子をみたが、みんな(Sを)行っていたので譲れなかった」。気合のSと鮮やかなまくり差しで地元のG1優勝をたぐり寄せた。「1周2Mはまだ後ろと近かったので、3周しっかり走ろうと思った」。最終2Mを丁寧にターンし、先頭でゴールを駆け抜けた。
13年のSGボートレースメモリアル(まるがめ)優勝戦でフライング(F)。このペナルティーで、昨年は苦しい日々を過ごした。「早くタイトルを獲りたかったが、なかなか獲れなかった。でも地元で獲れて最高にうれしい」と満面の笑み。最後は「年末のグランプリには絶対に出ます」と地元ファンに誓った。