【ボート】地元勢と競う大阪トリオ強敵
「北陸艇王決戦・G1」(9日開幕、三国)
シリーズの戦線を引っ張るのは今垣光太郎(福井)、中島孝平(福井)の地元ツートップ。2人とも7月に開催された三国オーシャンカップでは悔しい思いを味わっただけに期する気持ちもあるはずだ。今垣は3回の優勝歴があるが、中島はこのタイトルはまだ制していない。中島にとってその点でも気合は入る戦いとなる。ともに地元での強さは誰もが認めるところ。地元ファンのエールを受けて、中心を担う激走は必至だ。
地元勢の強敵となるのが大阪勢。松井、田中信、太田の三国周年タイトルホルダーに、7月のオーシャンカップ覇者・石野らがV争いを盛り上げる。1年も中盤に差しかかり、グランプリ出場のボーダー近辺に位置する松井や田中信は少しでも賞金を上積みしたい気持ちがあって当然だろう。水面相性のいい三国なら、好走に期待できそうだ。
直前のSGボートレースメモリアルを制した篠崎、昨年のグランプリ覇者・茅原に、平本ら若手も有力なV候補に挙げられる。
三国でG1制覇歴がある今村(V2)、吉川(V3)、魚谷(V2)、須藤(V1)も虎視たんたんとVを狙ってくる。直前のボートレースメモリアルで優勝戦に進出していた坪井、市橋も勢いは侮れない。