【ボート】大阪V強奪へ松井繁が断トツ
「近畿地区選手権・G1」(6日開幕、尼崎)
2016年の近畿No.1だ-。「G1・第59回近畿地区選手権」が、尼崎ボート場で6日から6日間の日程で開催される。大阪(住之江)、兵庫(尼崎)、滋賀(びわこ)、福井(三国)の4支部から厳選された49選手が出場する全国屈指の激戦区の頂上決戦を展望する。
兵庫支部から15人、大阪支部は14人、滋賀支部が11人、福井支部から9人が参戦。V獲りへ最も気合が入るのが地元センプル軍団だ。1月の当地G1で優出5着の吉田を中心に豪華メンバーが集結。吉川元、魚谷はそのG1で平凡機に苦戦、金子は準優で転覆と見せ場をつくれなかっただけに、リベンジの思いは強いはず。予選突破を果たした向所、藤岡は次こそ優出を狙ってくる。SG覇者・馬袋に、地元記念V歴ある安田、A1復帰を果たし地元地区選に乗り込んでくる尾嶋、高野ら若手の勢いも侮れない。
V強奪に燃えるのが大阪勢だ。中でも松井繁が断トツの存在。16年最初のG1を当地で制し、早々に賞金レースをリード。尼崎地区選V3を果たし、さらなる賞金加算をもくろむ。昨年のびわこを制し大会連覇を狙う太田に、さばき確かな田中、石野に湯川、丸岡の85期コンビも巧みなハンドルワークでV争いに名乗りを上げる。
滋賀勢からは守田と遠藤に注目。守田は昨年悲願のSG制覇を果たし、名実ともにトップレーサーの仲間入り。昨年V7と本格化を果たした遠藤もエンジン次第では台風の目となる可能性は十分ある。
福井からは24場制覇へ尼崎を残す今垣、記念でも安定した活躍を見せる中島、昨年の当地プレミアムG1・ヤングダービーで全国に名を売った松田ら少数精鋭でV獲りに挑む。