【ボート】地元今垣、不屈の闘志で

 「北陸艇王決戦・G1」(19日開幕、三国)

 福井県のボートレース三国で、19日から「開設63周年記念・G1北陸艇王決戦」が開催される。今年は季節を春に移して覇を争う。V候補は五指に余りシリーズは激戦必至の様相。

 まるでSGかと間違えてしまうほどの豪華メンバーが春の三国に大集結。激しいV争いが繰り広げられそうだ。

 勝つのは地元勢か遠征組か-。迎え撃つ立場の地元勢では、やはりエースの今垣が中心となる。今年は3月の芦屋周年V。その勢いに乗って臨んだ平和島SGクラシックでも予選2位通過と快調。だが、準優に落とし穴が待っていた。痛恨のF…。それでもこの男の闘志は消えない。直後の尼崎一般戦で史上15人目となる全24場制覇の偉業を達成。しっかりとリズムを修正しての参戦だ。52、58、61回大会に続く4度目の地元周年Vへ、地元ファンの大声援を追い風に気迫の走りを披露するだろう。

 中島も地元周年初制覇へ気合を見せる。今年はVこそないが、2月の住之江周年で優出するなど、持ち前の粘り強い走りで存在感を示している。萩原や武田も好調ムードでVの資格は十分。特に萩原は1月の徳山周年で準Vと記念制覇へあと一歩と迫った。まだ、もろさもあるがハマったときの爆発力は相当。ボート界でも上位のスピードターンで地元水面を疾走する。また、SG覇者である石田も巧みなレース手腕でシリーズを盛り上げる。近況は平和島クラシックでシリーズ2勝と奮闘。直前の桐生周年では優出3着と好調モードだ。

 地元勢にとって強力なライバルとなるのは松井、田中、太田の最強大阪軍団。そろって歴代覇者と舞台相性も申し分ない。49回大会Vの松井は、昨年末からの好調をキープ。1月の尼崎周年で早々に記念制覇を飾り、その後も平和島クラシックで優出するなど、大崩れのないさすがの走りを見せている。60回大会覇者の田中も、2月に地元・住之江周年V、3月の戸田周年準Vと好リズムを刻んでいる。57回大会Vの太田は、記念戦線では目立った活躍はないものの、1月住之江、3月福岡で今年V2とまずまずだ。

 昨年のMVP男・山崎も黙っていない。今年はからつ、住之江の周年を途中帰郷とリズムに乗れないでいたが、直前の地元周年でV奪取。上昇気流に乗っての参戦だけに怖い。また峰、篠崎、茅原、桐生らニュージェネレーションも脅威の存在。なかでも、桐生は1月蒲郡から2月多摩川の関東地区選まで、3連続Vを飾るなど快調に飛ばしている。また、篠崎も直前の津周年でVを飾り勢いを持って臨んでくる。“ニュージェネ”に続く“NEXT”世代の中田や岩瀬らも、記念初制覇を虎視たんたんと狙っている。

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