【ボート】平本真之がオールスターV

表彰台に上った(左から)2着の重成一人、優勝した平本真之、3着の峰竜太(右端はメダルプレゼンターの清水宏保)
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 「ボートレースオールスター・SG」(29日、尼崎)

 断然人気を背負った1号艇の平本真之(32)=愛知・A1・96期=がイン先マイを決めてオールスター初制覇を飾り、優勝賞金3500万円を獲得した。委員会推薦枠からの優勝者はオールスター史上初めて。SG制覇は14年12月のグランプリシリーズ戦(平和島)以来、2回目。2着は重成一人、3着は峰竜太が入った。

 全艇オールスローでの進入。コンマ10のSを決めたものの、1Mでは舟が浮いて岡崎のまくり差しを許したかに見えたが、持ちこたえた。同じ優勝戦1号艇だった11年6月のグランドチャンピオン(児島)ではS遅れで6着大敗。「あの頃よりは成長できていた。自信をつけていけた」と自身の進歩を実感する。

 賞金ランクも2位に浮上して、年末のグランプリも視野に入ってきた。「まだグランプリとかは見据えていない。それよりも地元のグラチャン(6月21~26日・蒲郡)が先」。今回はファン投票ではなく、委員会推薦での出場だったが、感情豊かに喜びを表現するニューヒーローは、ファンのハートをがっちりつかんだのは間違いない。まずは、1カ月後に迫る地元でのSGに全力投球する。

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