「赤城雷神杯・Ｇ１」（９日、桐生）

　１２Ｒで優勝戦が行われ、１号艇の瓜生正義がインから逃げ切って優勝。通算１５回目のＧ１制覇を決めた。２着には田中信一郎、３着には上平真二が入った。

　瓜生が圧倒的な人気に応えてＶを決めた。コンマ１４のトップＳを決めたが、「１Ｍは全く押さなかった」と苦笑い。それでも「Ｓで先行していたので、あとは落ち着いて回るだけと言い聞かせた」ときっちり後続を退けた。「足が平凡なうえに優勝戦は調整を外していたけど、逆に開き直ったのが良かったかな」と淡々と振り返った。

　桐生では１０年１０月のダービー、１２年８月のメモリアルとＳＧを２勝しており、相性の良さは抜群。「桐生ではエンジンが仕上がるわけではないけど、成績はいいね」と思わず笑みがこぼれる。これで賞金ランクは４３位から１６位に一気にジャンプアップ。今年はここまで優勝がなくリズムはひと息だったが、このＶをきっかけにさらに上位へと躍進しそうだ。