「グランドチャンピオン・ＳＧ」（２１日開幕、蒲郡）

　「ＳＧ第２６回グランドチャンピオン」が、２１日からボートレース蒲郡で開催される。ＳＧの中のＳＧと呼ばれる“グラチャン”の話題を６回にわたって紹介する。

　「グランドチャンピオン」はモーターボート競走法制定４０周年となった１９９１年に、記念事業の一環として新設されたＳＧ。設立当初から“グラチャン”の愛称で親しまれている。今回は初のナイター開催となる。

　グラチャンは「ＳＧの中のＳＧ」とも呼ばれる。その理由は選考条件。前年覇者や直近ＳＧ覇者などの優先出走権のほかは、選考期間１年間に開催されたＳＧの優出完走者に出場権が発生。次いで、ＳＧでの着順点上位者が選出される。ＳＧで結果を出した選手だけを集めたＳＧなので、「グランドチャンピオン」というわけだ。

　０８年の第１８回（芦屋）以降はＳＧ覇者による優勝が続いており、湯川浩司（０７、０８年）や太田和美（１２、１３年）の連覇は記憶に新しいところ。今回は歴代優勝者の中から太田と山崎智也、原田幸哉、瓜生正義、池田浩二、坪井康晴、菊地孝平の計７人が出場する。