【ボート】グラチャンカウントダウン3
「グランドチャンピオン・SG」(21日開幕、蒲郡)
昨年は山崎智也が、一昨年は菊地孝平が、オールスター~グラチャンのSG連続Vを決めた。今年は5月の尼崎オールスターを制した平本真之がチャレンジする。
平本にとってグラチャンは、因縁浅からぬSGだ。11年児島で優勝戦1号艇を勝ち取ったが、インから痛恨のS遅れ。翌12年芦屋は、予選ラストの4日目12RでF。勝てば準優1号艇の可能性もあったイン戦で、痛すぎる勇み足だった。「その次(13年とこなめ)は地元なのに何もできず、それも含めて因縁の多い大会」と振り返る。
悔しさにまみれた時期から、今は全く別の選手に成長した。オールスターの優勝戦は、決して楽なイン戦ではなかったが逃げ切って快勝。何もできなかった5年前にはなかった貫禄が、今の平本にはある。
蒲郡では、SG初参戦だった2010年メモリアルでいきなり優出。素質の高さを見せつけた舞台で、今度はトップ級となった姿を見せてくれるだろう。