向井田真紀 愛するオオカミの如く強いレーサーになる!
【第17回】向井田真紀(29)=広島・113期=
オオカミを愛してやまない向井田。もちろん自慢のヘルメットにも大きく描かれている。「2年前に入院した時に、暇だったのでオオカミの子供の映画を見ていて“かっこいい”と思って、それからハマってます」と一目ぼれ。出来栄えにも「オオカミが満月に向かってほえている姿、かっこいいと思いません?少し明るい感じになったのは失敗だけどヘルメットのデザインは気にいってます」と大満足のようだ。
大好きなオオカミを語り出すと止まらない。「オオカミって怖いイメージがあるけど、いろいろと調べていると優しくてかっこいいんですよ。一匹オオカミって感じで芯を持って生きている」と目指すはオオカミのような強いレーサーだ。
もうひとつの愛用品は西舘果里、米井里実(ともに東京)など女子選手仲間の似顔絵が描かれているTシャツだ。「以前、東京でソフトボールの交流会に参加した時にガールズケイリンの小林莉子さんが記念に作ってくれました」とピットで着用して走り回っている。
きょうだい3人で切磋琢磨している向井田。弟(直弥)に訓練中にもらった言葉「暁の前には必ず闇がある」を英訳して、ヘルメットに入れている。その先にある光を求めて戦う向井田にこれからも注目したい。