滝川真由子 カラフルな虹のイメージで満足
【第181回】滝川真由子(35) =長崎・102期=
産休から復帰して2年。2人の子供を持つママさんレーサーとして活躍中の滝川。今年1月に新しくしたヘルメットは、鮮やかなレインボーカラーでピットでもひときわ目を引いている。「いつもいろいろとやっているが、今回はカラフルにしたかったんです。カラフルなら虹かなと思って、検索しているといいイメージのがあったのでこれにしました。黒ベースに虹でいろいろな色が入っているし、出来上がりにはすごく満足しています」とニッコリ笑っていた。
後部の左右には、もうひとつ輝いている物がある。「左右には子供の手形を入れました。旦那(中村辰也)も入れていておそろいです。ただこの手形、取るのが結構大変でした。下の子が2歳の時に手形を取ったんですけど、嫌がって(笑)。でもいいのが取れたし、ヘルメットに入れたのも良かった」と家族愛満載のヘルメットとなっている。
デビューから3度の優勝がある彼女だが、その中には15年に、まるがめで行われたプレミアムG1・レディースチャンピオンVがあり、第29代の女王の座も手にしている。産休で1年8カ月のブランクはあったが、すぐにA級に復帰。安定感のある走りは健在だ。
「復帰して感覚も戻ってきたし、A1復帰を目指して頑張ります」と気合も十分。102期には、SG覇者の遠藤エミ(滋賀)、A級で活躍の樋口由加里(岡山)が同期という黄金世代。歴代女王として、これからもファンの期待に応える走りを見せてくれる。(安藤浩貴)