【プレーバック】女子王座第25回大会
【第66回】特別編・女子王座プレーバック2・第25回大会(12年2月28日~3月4日、多摩川)
前回大会で悲願の初女王に輝いた田口節子が再び頂点に立った第25回大会。ひな祭りの時季に行われた最後の女子王座(第26回大会からは8月開催)は、首都圏では珍しく大雪が降るなど天候は荒れたが、水面では開会式の選手紹介で「2連覇します」とV宣言した通りに結果を出した田口の強さばかりが目立った。
ドリーム戦を制して勢いに乗ると予選を堂々のトップ通過。1号艇で迎えた優勝戦もインからコンマ09のトップSを決めて圧巻の逃げ切り。抜群の行き足、伸びで開幕3連勝と前半戦を盛り上げた池田明美や、前人未到の女子王座V4を狙った横西奏恵(引退)らを全く寄せ付けない完璧な走りを披露。女子王座連覇は当時G2だった第7、8回大会を制した谷川里江以来、G1に昇格してからは初となる偉業を見事に達成した。
このほかでは美女レーサーとして人気の高い101期の山下友貴が初出場ながら3日目に初1着を飾ると、その勢いで予選を6位で突破とフレッシュな風を送り込んだ。8月の鳴門女子王座でも若手の活躍に期待したい。