データで女子王座決定戦を分析
【第68回】特別編
開幕が近づいてきたG1・第27回女子王座決定戦(8月6~11日・鳴門)。今回の「なでしこ大図鑑」ではデータで女王決戦を分析した。
女子王座ではG1に昇格した00年以降、意外にも地元から女王は一度も誕生していない。G2時代にさかのぼっても蒲郡で開催された第4回・鵜飼菜穂子、第10回・渡辺博子(ともに愛知)の2例のみ。今回の舞台は鳴門。徳島支部からは女王経験のある新田芳美と岩崎芳美、さらには今年V3と完全復活を遂げてドリーム戦に選出された浅田千亜希、当地で開催された混合G1の四国地区選で優出を果たした岸恵子と豪華布陣で挑むが、やや気になるデータだ。
このほか地区別に見ると、唯一、近畿地区から優勝者が誕生していない。昨年末の賞金女王決定戦に出場した香川素子、中谷朋子や今年好調の鎌倉涼らが初めて近畿に女王のタイトルを持ち帰ることができるか。
女子王座のデータで最も有名なのが優勝戦の決まり手。最近は2大会ごとに逃げが決まっている。前回大会は山川美由紀がまくった。データ通りなら今大会は逃げで優勝ということになるが結果は果たして-。