長嶋万記、夏の失敗は賞金女王で倍返し
【第77回】長嶋万記(32)=静岡・91期=
8月の鳴門女子王座ではドリーム戦に初選出。今や女子ボート界を代表する選手に成長したのが今回紹介する長嶋万記。女子王座では予選敗退と結果は出なかったが「女子では身長が高い方(166センチ)なので豪快なターンを見て欲しい」とアピールする迫力満点の旋回は魅力タップリだ。
さわやかな笑顔で人気も高いが、レースを離れれば1児の母。「子供の存在は本当に大きい。もう2歳になったのでレースに行く時は『ブーン行っちゃヤダ』なんて言うんです。でも仕事場では集中できています。子供の写真も持ってきていないし、(子供の)顔も忘れるくらいですから」。このオンとオフの切り替えが彼女の強さなのかもしれない。
「女子王座で予選落ちしてからは次の目標である賞金女王(芦屋)に気持ちは向かってます。これまでもたくさん失敗して成長してきたので、鳴門(女子王座)の失敗も次に生かしたい」。常に前向きな美女ママレーサーが夏の鳴門で味わった屈辱を冬の芦屋で晴らす姿を見てみたい。