【賞金女王】Wエース機は誰の手に…

 【第87回】賞金女王決定戦・特別版

 前回に引き続き、今年で2回目を迎える賞金女王決定戦(10日開幕、芦屋)を特集する。今回は舞台となる芦屋のエンジン評価。大村で行われた第1回大会は注目機を手にした三浦永理が頂点に立った。マネークイーンへの“第一関門”がエンジン抽選と言っても過言ではない。

 現行エンジンは5月から使用。すでに7カ月が経過しているだけに相場は固まっている。抽選で注目を集める存在になるのが芦屋のWエース機と前評判の高い28号機と8号機だろう。28号機は盆レースで瓜生正義が完全V、さらに10月の女子リーグではF2で事故点も高かった平高奈菜に優勝をもたらした強力機。

 一方の8号機は全エンジン中最多4度のVを誇る。しかも優出すれば、すべて優勝と“勝負強さ”も併せ持つエンジン。28、8号機ともに前回使用者が転覆しているが大きなパワーダウンはなさそうだ。

 Wエース機に続くのが51号機。近況は2節連続優勝中と、勢いなら28、8号機にも負けない。このほか今大会にも出場する日高逸子が6月のG1・周年記念で男子の強豪相手に節間4勝を挙げた11号機や、乗り手不問で安定したパワーを発揮する56号機も楽しみなエンジン。

 また、今回の12機は上下差が激しいだけに実績でやや劣る13、35、62号機を引くと苦戦が予想される。11日に行われる公開エンジン抽選でWエース機が誰の手に渡るか注目だ。

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