早坂こずえレースでは“速攻派”
【第19回】早坂こずえ=73期・栃木=
吸い込まれそうな大きな瞳と色気タップリの口元。関東の美人レーサーと言えば今回紹介する早坂こずえが代表格だ。端麗な容姿に加え、おっとりとした口調で取材陣からの人気も絶大だ。「癒し系?そうやってよく言われるんですが、たぶん話すのが遅いからでしょうね。みんなからもっと速くしゃべりなさいっていつも言われる」。今回の取材も周囲の選手がバタバタと動いている際にたっぷりと時間を割いて応対してくれた。
トークは至ってスローだがレースになると果敢にSを踏み込む速攻派に“変身”する。「道中の走りが課題なので、どうしてもS行って1Mで決めちゃうレースが多くなりますね。でもF持ちになると一気に弱くなっちゃうけど…。FがなくてSをバシバシ行ってる時が私の買い時だと思いますよ」と舟券の参考情報まで教えてくれた。
5月には大村で持ち味のカド一撃を決めてデビュー18年目で悲願の初優勝を飾った。「優勝はもちろんうれしかったけど、それ以上に周りのみんながメールや電話で祝福してくれたのがうれしかった」。先日幕を閉じた若松女子王座はあと一歩のところで出場権を逃がしたが、今後の活躍に期待したい選手の一人だ。