【第３０回】菅野はやか（３０）＝広島・９４期＝

　２５日に行われたプロ野球のドラフト会議で注目を集めたのは、１年間浪人して運命の日を待った菅野智之（すがの・ともゆき）投手。ボート選手で、今注目を集めているのは“菅野”と書くが“かんの”と読む菅野はやか。１２年前期（１１年５～１０月の成績）は２・５３だった勝率が、今期勝率は４・３８（２４日現在）。１、２着回数は飛躍的に増えており、今、一番の買いごろ選手だ。

　きっかけは先輩である海野ゆかりからのひと言だった。「“責任を持って走りなさい”と言われたことで、ハッと気付きました。今はＳ遅れしても、１つでも良い着順を狙って勝負してます」とレースに対する姿勢が変わったようだ。

　１節間走ると肉体、精神面とも想像以上に疲れるのがボートレース。菅野はドライブに行って、レースの疲れを癒している。「過去には車で九州に旅行に行ったりしましたね。ほぼ休みの時は洗車するかドライブしてます」と、陸の上でもハンドルが好きなようだ。

　陸の上では安全運転だが、水面ではスピード狂になりつつある菅野に今後も注目だ。