【競輪】G1出場!筒井裕哉に注目です

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 読者の皆さんもご存じの通り、大騒動が起こった競輪界。超一流選手が6カ月以上の自粛欠場と、激変の時を迎えようとしている。G1、G2の出場メンバーは大幅に変わりそうな雰囲気。王国を築きつつある中部勢がタイトルをたらい回しにする可能性はあるが、いいように考えたら。新たなスターが生まれるチャンスでもある。今後活躍しそうな選手を、皆さんも探してみてください。

 ちなみに私が期待している選手は、G1正規あっせん初出場に燃える筒井裕哉(32)=兵庫・89期・S2(11年8月の岸和田全日本選抜は補充で出場している)。今年に入ってから絶好調で今期の競走得点は106超。S級1班に復帰するペースで、得点を上積みしている。「調整方法を変えてから調子がいいですね。自転車の進みがいいし、課題だった末の粘りも出てきた」と不安点をしっかり克服した。

 それを示したのが高知記念の初日(12日)。いいタイミングで駆けて、G1常連の山内卓也の猛追を封じて1着をもぎ取った。「今は状態がいいし、レースに余裕がある。だから走るのが楽しい」と自信を持つ。

 この調子でいくと、G1・寛仁親王牌(7月18~21日・弥彦)は、正規であっせんされそう。「タカちゃん(私のあだ名)とも、5年近く前に“G1に出て大活躍する”って約束したからね。それをかなえられるように、これからもしっかり練習する」と気合の表情。近畿ナンバー1のスプリントとも目される筒井が、今後の競輪界に新風を吹き込む。(競輪、ボート担当・高谷和宏)

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