【競輪】函館サマーナイトFに大満足

 「競輪記者コラム・仕事 賭け事 独り言」

 「毎年サマーナイトは函館で開催すればいいのに」-。先日、近藤龍徳(24)=愛知・101期・S2=の劇的Vで幕を閉じたG2・サマーナイトフェスティバル(SNF)の取材で初めて函館競輪場を訪れた。その期間中に記者席で、そして仕事終わりの居酒屋でイカ刺しを食しながら何度、冒頭のフレーズを口にしたか分からない。

 売り上げも目標の40億円をクリアして成功に終わったが、個人的にも大満足の大会だった。その最大の理由が気候。8月中旬~下旬の函館は、私の住んでいる近畿地区より最高気温が10度近くも低い上に湿気もなく実に快適。本場を訪れたファンはナイターの時間帯はもちろん、前半レースの時間でも屋外でじっくり観戦が可能。実際にレースの合間も屋外で予想しているファンが多く、場内はとても活気があった印象がある。もちろん選手も、この涼しさで最高のパフォーマンスを発揮できたように思う。

 その一方で改善する部分もある。昨年までは1着のみが勝ち上がりという斬新なシステムだったが、今年から3日間開催になり、従来までの一発勝負の魅力は半減した気がする。それでも、まだ歴史の浅いタイトルだけに、今後もどんどん知恵を出し合ってより良い大会になればと思う。

 来年は7月に日程が移されて川崎競輪場で実施されることが決まっているSNFだが、近いうちにまた真夏の夜の祭典が北の大地で行われることを個人的には強く願っている。そして、そのときはもっと魅力あふれる大会になっているはずだけに、再び函館を訪れて変化を生で体感したい。(関西競輪担当・山本大輔)

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