【ボート】実力とルックスを兼ね備えたニュースター・中村桃佳のルーツを探る
「ボートレース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
デイリースポーツ四国本部に異動して約3カ月。基本的にまるがめボートを担当しているわけだが、ボートレースが街に根付いているなあ~とつくづく感じる。これは関東在籍時には全く感じなかったこと。まず、ボートレースを知らない人がほとんどいないのだ。関東でボートの話をすると「カヌー」「レガッタ」「ヨット」「グルーザー」などと言われ、揚げ句の果てには「スワンボート」と、信じられないフレーズが口から出てきた人までいた。
それでも全国的に見れば、ボートレースはジワジワ浸透している。競技自体の面白さに加え、当たりやすいギャンブルということも広まってきたようだ。もちろん、ルックスのいい女子レーサーが増えたことで、女子戦が盛り上がって売り上げが急増しているのは事実だ。あと、インスタグラムのフォロワー数が777万超で日本一という渡辺直美を起用して、バンバンCMを流している効果もかなり大きかったはずだ。
ここからさらにボート界を盛り上がるためには、若きニュースターの誕生は必要不可欠。競馬界で藤田菜七子フィーバーが巻き起こったように、ボート界も実力とルックスを兼ね備えたスターの出現が待たれる。東京支部からはなかなか出現しなかったが、香川支部にいた。「もうすでにスター選手だよ」と言われそうだが、よく知らない人のために改めて書きたい。中村桃佳である。女子レーサーのトップに君臨する日もそう遠くはないだろう。ファン目線で言えば「常に金になる選手」なのだ。そのルーツを探るべく、父・忠之さんが経営する『セルフうどん麺太郎』に行ってきた。「しっぽくうどん」と「からあげ定食」を味わいながらいろいろと話を聞いてきたので、次回はそこでの話を書きたい。(まるがめボート担当・土屋 景)