「ボート記者コラム・仕事　賭け事　独り言」

　ボートレースのＳＧ、Ｇ１などでは、最終日の優勝戦が終われば、必ずファンの前で盛大に表彰式が行われる。トップレーサーたちが６日間しのぎを削り、頂点に立った選手のセレモニー。そこに花を添えるのが、表彰式プレゼンターという大役だ。

　務めるのは芸能人であったり、五輪メダリストやボクシングの世界王者などのアスリートであったり、さまざま。主に、最終日の場内イベントで来場していた著名人が多い。もちろん、特にプレゼンターがいない場合もある。個人的には、それでも違和感はないとも思っている。

　今年に入ってからのことだが、あるＧ１レースの表彰式プレゼンターがセクシー女優だったことがある。最近は場内イベントでセクシー女優のトークショーやゲーム大会などが行われることも珍しくない。それは大いに結構なこと。実際に、有名セクシー女優が来場すれば、イベントは盛況。ボートレースに興味がない男性も集客できる。ただ、表彰式の前に盛り上がりがピークを迎えてしまう。

　選手たちのレースは命がけ。特にＳＧ、Ｇ１などはトップレーサーたちが全力で着順を争い、その結果としてつかんだ優勝ということになる。その表彰が最も盛り上がってほしい。そのプレゼンターには、どんな人がふさわしいのか。記者はいつも自問自答している。（関東ボートレース担当・岡　浩司）