【ボート】売り出し中の安河内将に期待する
「ボートレース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
今年元日付の人事異動でボートレース担当に配転された。昨年まではボクシングを中心にスポーツを担当しており、大みそかは東京・大田区総合体育館でボクシングのトリプル世界戦を取材していた。
ワタナベジムに、松山真虎(まこ)というボクサーが所属している。日本フライ級11位で、日本王座挑戦の実績もある。一度、紙面で大きく取り上げたことがあり、ボートレース担当に替わることを伝えると「レーサーに知っている人がいますよ」と返ってきた。
「安河内っていうんです。結構、いい選手になっていると思いますよ。若い頃、同じところでバイトしていたんですよ。稼ぎは違うけど、オレも頑張ってると伝えておいて下さい」
強気のレースぶりでメキメキ売り出し中の安河内将(A1・佐賀)のことだ。佐賀県出身の安河内と鹿児島県出身の松山はともに1989年生まれで、九州男児同士は意気投合したという。2月の多摩川一般戦で、初めて安河内のレースを見た。松山の伝言を伝えると「ああ、マコちゃん。懐かしいですね」と目を細めていた。
その後、東京では6月の江戸川のルーキー戦、7月の多摩川の一般戦で連続優出する活躍を見せた。元々、東京支部からキャリアをスタートしており「第2の地元という感じですね」と、あっせんは望むところだ。
9月には浜名湖でG1・ヤングダービーに出場する予定。ファイトあふれる走りを楽しみにしている。(関東ボートレース担当・津舟哲也)