【競輪】G1初参戦の111期トリオに注目

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 15日から昨年に続いて、いわき平競輪を舞台にG1・オールスター競輪が開催される。昨年ワンツーを決めた地元・福島の渡辺一成、新田祐大をはじめ、G13連続Vを狙う三谷竜生(奈良)や、競技が多く、競輪自体の参戦は少ないが、動き抜群の脇本雄太(福井)など近畿勢にも注目が集まる。2日目9Rではガールズケイリンの「アルテミス賞」、4日目9Rでは「ガールズドリームレース」も開催される。

 男子では競輪界のトップレーサー135人が集結。今回、この中でピックアップしたいのはG1の舞台に初参戦となる、昨年7月にデビューした111期生の3人だ。

 まずは卒業記念レースを制した南潤(20)=和歌山・S2。同期でS級特昇1番乗りを果たした。2月の別府でS級シリーズ初優勝を果たすと、6月の函館G3ではデビュー最短でのG3制覇を成し遂げた。先月のG2・サマーナイトフェスティバル(松戸)では初日に不発となり敗退したが、そのポテンシャルは誰もが認めるところ。初のG1で今度は本領発揮といきたいところだ。

 ポテンシャルなら松本貴治(24)=愛媛・S2=も相当。まだS級シリーズで優勝こそないが、在校時にはゴールデンキャップを獲得した逸材。4月の川崎G3では決勝にも進出している。初の大舞台となるが、持っている力を出し切れば好勝負は必至だ。

 3人の中で勢いに勝るのは山崎賢人(25)=長崎・S2。5月の松阪F1でS級初優勝を果たすと、6月佐世保、7月奈良と、ここまでS級シリーズで3回の優勝。同じ九州地区の坂本亮馬(福岡)いわく「アフロの大砲」が、G1戦線で髪型だけでなくも走りでもど派手なパフォーマンスを披露してくれそうだ。

 歴戦の猛者が集まる大舞台。もちろん簡単に勝ち上がることは難しいが、これからの競輪界を背負う111期生トリオの走りにぜひ注目してほしい。(関西競輪担当・貞 友之)

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