【ボート】北川幸典が全24場制覇!次は同支部の島川光男の番だ
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待ちに待った記録達成!!10年12月に芦屋ボートで23場目の優勝を飾った北川幸典(55)=広島・50期・A2=は、全24場制覇へ、残すは尼崎ボートだけになっていた。月日はだいぶ流れて今年の7月20日。リーチをかけてから12回目の挑戦でようやく北川が輝いた。3コースからコンマ06の会心のスタートを決めると、1Mは華麗なるまくり差し。突き抜けて、史上22人目の全24場制覇を達成した。「準優も同じ3コースから勝てたので、いいイメージを持ってレースができました。尼崎は好きなのになぜか勝てなかった。確か優勝戦2着は3回あったと思う。勝てて本当にうれしかった」と当時を振り返る。ちなみに苦手と言う住之江は98年に優勝。デビュー通算3回目がその住之江で、早めに達成している。「本当にボートは分からないものですね」と苦笑いを浮かべた。
今後の目標は60歳まで現役を続けることと2500勝達成。「これからは体と気持ちとの戦いになると思う。それが持続できれば加藤峻二さんの記録(71歳で優勝、73歳まで現役)が抜けるかも。頑張りたいですね」と抱負を語った。
ちなみに広島支部では、北川と同じく前本泰和、市川哲也、山下和彦が全24場制覇をしている。
残り1場となっているのは島川光男(53)=広島・54期・A1=、辻栄蔵、上平真二、高浜芳久の4人。特に島川は10年9月にとこなめボートで優勝してから、北川と同様に約8年近い月日が経過している。最後の一つは住之江ボート。今年6月に走って優出4着。エンジンをしっかり仕上げていただけに、記録達成は着実に近づいている。住之江ボートにあっせんされた場合は、ぜひ注目してもらいたい。(ボート、競輪担当・高谷和宏)