【ボート】次代を担う若手の今後に期待

G1初優勝を決めて笑顔で喜ぶ関浩哉
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 先月19日から24日にかけて、浜名湖ボートで開催されたプレミアムG1・第5回ヤングダービーは、関浩哉(23)=群馬・115期・A2=の優勝で幕を閉じた。G1レース初出場で、そして優勝経験もない、いわば“伏兵”評価の若手だったが、1走目にG1初勝利をマークすると、オール3連対にまとめて予選を2位で通過。予選1位だった仲谷颯仁(福岡)が準優で敗退し、優勝戦の1号艇を獲得。流れをつかんで、一気にシリーズの頂点まで駆け上がった。1988年2月四国地区選(まるがめ)の山下将人(引退)以来、史上2人目となるG1でのデビュー初優勝。さらに23歳10カ月での大会Vは、前身の新鋭王座を含めても最年少V(従来は原田幸哉の24歳3カ月)と、記録ずくめの優勝となった。新鋭王座を含めて、過去の優勝者からは多くのSG覇者が誕生。一気に名前を売った関のこれからに注目が集まる。

 また、女子の健闘も光ったシリーズだった。7人が参戦し、5人が予選を突破。そしてその中でも一番登番の若い大山千広(福岡)が女子初のヤングダービー優出を決めた。優勝戦は6着に終わったが、男子レーサーとも互角に渡り合えることを証明した形となった。

 ニューヒーローの誕生、そして女子レーサーの活躍に沸いたヤングダービー。どんな世界でも若手の成長が盛り上がりには必要不可欠。これからのボートレース界の次代を担っていくであろう彼ら、彼女らの今後の活躍に期待したい。(関西ボート担当・松下央)

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