【競輪】2年連続ガールズケイリングランプリ出場を目指す長沢彩に注目だ
「競輪記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
今年も残り1カ月半か。世間的にも個人的にもいろいろなことがあったものだ。競輪界では年末決戦出場に向けて最後のバトルとなるG1・競輪祭(20~25日、小倉競輪場)に注目が集まる。
今年の競輪祭はG1としては初めてのナイター開催で6日間によって争われるが、前半の3日間にはガールズグランプリ2018トライアルレースが組まれている。
今年のガールズケイリングランプリの選考基準は(1)ガールズグランプリ2018トライアルレースの各優勝者(2)運営調整部会が特に認めた選手(3)選考用賞金獲得額上位者となっている。
今回は2年連続年末決戦出場に向けて頑張っている長沢彩(30)=愛知・106期・L1=に触れてみたい。
長沢の今年の女子獲得賞金順位は目下のところ第8位。実に微妙なランクではあるが、「厳しい状況でも最後まであきらめない」としっかりと前を向く。
7月松戸のガールズケイリンフェスティバルでは4、7、7着。しかしこれをきっかけに、「改めて今を見つめ直して練習方法を変えてみた。それが今後につながると信じて」と心機一転。
8月いわき平のアルテミス賞で優勝。9月の和歌山からは自己最高となる4場所連続優勝も決めた。
「今年は勝たないといけない場面で、しっかりと勝てる回数が増えている。意識して先行回数も増やしてきたし、2年連続グランプリ出場を目指す」と瞳を輝かせていたのは印象的だった。
とにかく、今年の競輪祭は見どころ満載。長沢を始め、各選手が繰り出すパフォーマンスを堪能しながら、私も年末に向けて駆け抜けようと思う。(関東競輪担当・高橋真澄)