【ボート】女子VS若手の企画レース 実力差をなくせばもっと盛り上がるのでは

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 12月に福井県のボートレース三国で、第1回目の「ボートレースレディースVSルーキーズバトル」が行われた。

 個人戦に加えて、企画レースとして女子軍団VS男子軍団の団体戦も行われた。初日から最終日までの後半8レースに男女3人ずつが組まれ、団体戦を行い、レースの着順得点(1着10点、2着8点、3着6点、4着4点、5着2点、6着1点)の高い方が1ポイントをもらえるシステム。その他、特別選抜B戦は4ポイント、特別選抜戦Aは8ポイント。そして優勝戦は12ポイントのボーナス得点となっている。例えばどちらかのチームが1着を取っても、相手チームが2、3、5着なら1着がいるチームより合計得点で上回り勝ちとなる。合計ポイントの多いチームが優勝。全員に10万円が渡される。

 1着を取らなくてもそのレースを勝てる、まさに団体戦らしい戦いではある。結果は31対30の接戦で男子が勝ったが、11Rを男子が制した時点で結果は決まっていただけに、優勝戦は団体戦の興味が少し薄れていたのも事実。でも優勝戦は女子がポイントを奪いあうなど、見どころがあり内容的には悪くなかったと思っている。

 ただ、課題も山積みだと思う。今回、男子は全員がデビュー6年未満のルーキー。女子はベテランから若手までバラエティーに富んだ面々となっている。2018年後期の成績をみると、男子は勝率2点台が1人に対して、女子は1点台が2人。しかも1人はデビューして未勝利で2着もなし。もう1人はデビューから1勝しかしていない選手と、少し実力差があるように思えた。

 次回は2月11~16日の日程で、ボートレース江戸川で開催される。今までになかった団体を盛り上げて行くためにも、課題をひとつひとつ精査し、2、3回と素晴らしい大会に育っていくことを楽しみにしている。(関西ボートレース担当・安藤浩貴)

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