【競輪】プロレス代表がネットライブでアツい予想を展開中 夜はちゃんこ店で車券談義

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 まずはちょっとした自慢から。昨年12月30日に静岡競輪で行われたKEIRINグランプリ2018は、記者が本命視した三谷竜生(奈良)が優勝。浅井康太(三重)が2着に入り、◎-△で2車単ヒット。3着の新田祐大(福島)は無印だったため、3連単は的中できなかったが、年明けに出会った読者からは「今年も当てたなあ」「参考にして(車券が)取れたわ」などお礼の言葉をいただいた。そういえば、2015年にグランプリ担当を命じられてから、ずっと記者の本命が優勝(浅井=15年、村上義弘=16年、浅井=17年、三谷=18年)。4年連続で優勝者を当てる確率は6561分の1。KEIRINグランプリ2019(立川)も記者の本命が優勝なら、5万9049分の1で当てたことになる。年間を通して全力で取材して、来年の今ごろにまた自慢したい。

 競輪はグランプリだけでない。いつもの記者はF1、F2といった普通開催を中心に取材している。筋金入りの競輪ファンも、こちらをメインに車券を買っているはず。今回、紹介する西山宏和さん(47)もそう。「F2こそ主戦場」と断言する。

 西山さんはB168プロレスリングの代表。その業界の裏話を聞くのはもちろん面白いが、競輪にも精通している。ネットで観戦するだけでなく、原付を飛ばして向日町、奈良、岸和田などに出向いても観戦。車券を買いまくっている。それだけではない。向日町のF2では「オヤジのガチ買い」というタイトルでネットライブを配信。1Rから独自目線で予想を展開している。

 記者も何度かこのネットライブを鑑賞した。関係者でない西山さんは、選手の走りっぷりを要素に推理を展開していく。解説者目線でなくファン目線。しかも素直に本線を推さない。これがウケているようで『西山派』が増殖している。

 そんな西山派が集う店がある。近鉄日本橋駅から徒歩5分ほどにある「ちゃん唐」(大阪市中央区宗右衛門町)。西山さんが経営するちゃんこ鍋と唐揚げの店で、競輪ファンだけでなく、プロレスマニアも集まる。記者が訪れたときも、スマートフォンでミッドナイト競輪を観戦しながら飲む姿を見受けた。そして、レスラーのダイナ御堂(年齢不詳)が来店して、プロレスファンと気さくに会話して、写真撮影にも応じていた。

 次の「オヤジのガチ買い」は24~26日の向日町競輪「F2・牛若丸賞」。ガールズコレクショントライアルがメインだが「ガールズケイリンはよく分からんので、1~10Rで思い切り勝負しますわ」と西山さん。いつも通りにアツい予想で、マニアをうならせるだろう。(関西競輪、ボート担当・森田新吾)

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