【ボート】兄・修二ソックリ!兄弟SG制覇を目指し、25日宮島でデビューする村松栄太

 「ボート記者コラム仕事 賭け事 独り言」

 25日の宮島ボートでデビューする村松栄太(24)=広島・127期・B2。兄は2月のG1・中国地区選(宮島)を制した村松修二だが、言葉使いや話し方、マスク越しの目つきなどがとにかく兄弟ソックリ。「よく言われます。相づちの仕方も仕草も声も、全部言われました」と自身も笑いながら認める。

 広島・呉港高にサッカー推薦で入学。卒業後はニュージーランドへ語学留学していた。卒業して翌春から米国の大学への進学が決まっていたが、兄のレースを見て考えが変わったという。「兄の姿というより、レーサーみなさんの、1つでも上を狙う姿勢や走りがカッコよくて」。進学をキャンセルして、ボートレーサー養成所受験を決意。最初の2回は会社勤めをしながらで不合格だったが、退社して退路を断つ。そして「これで最後にしよう」と決めた4回目の受験で合格を勝ち取った。

 兄と同じ道を進むことになった以上、目標は兄のいる記念戦線への早期定着。14年5月にデビューした修二は、翌6月に初1着を飾り水神祭を行った。「そこはもちろん頭に入れながら走ります」と、兄同様のスピード出世を狙う。

 そして、デビューを目前にして頭にあるのは、両親への恩返し。「(コロナ禍で)卒業記念レースも見てもらえなかったし、両親にしてみれば本当にレーサーになったのか分からないと思う。だからデビュー戦は父と母に見てもらいたいです」。そしていつかは、兄と共にSGの舞台へ。ソックリな顔が表彰台に並べば、最高の親孝行になるだろう。(宮島ボート担当・浅野将之)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース記者コラム最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス