【ボート】若松オールスター出場選手発表 純地元の田頭実に注目
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23日に福岡ボートで、2021年のSG開幕戦となるSG・クラシックが開幕する。賞金の高いSGで優勝すれば年末のグランプリへ出場へ大きく前進することになる。今年はどんなドラマが生まれるのか楽しみだ。
SG戦線の開幕を前に、若松ボートで開催されるSG・オールスター(5月25~30日)の出場選手が発表された。オールスターはファン投票によって選ばれるSG。ファンの支持を集めた人気レーサーによる競演だ。昨年のグランプリ覇者で、3万4968票を獲得した峰竜太(佐賀)が5年連続でファン投票1位。2位に“純地元”の西山貴浩(福岡)、女子の大山千広(福岡)が3位と、ボート界の人気レーサーが選出された形だ。
若松ファンの支持を集めての選出だと感じたのが田頭実(53)=福岡・58期・A1。田頭にとって若松は“純地元”。デビューした水面であり、初1着も、G1初V(1997年3月施設改善)、SG初V(1999年7月オーシャンカップ)も若松で達成。さらにはF3でG1を優勝したこともあり、どの場よりも気合が入る水面だ。若い力の台頭により、近年はなかなかSG出場はかなわなかったが、今年のオールスターでファンの声援を力に、自慢の攻撃力がさく裂するシーンを個人的に楽しみにしている。(関西ボート担当・松下央)