【ボート】六角さん、レディースCCこん身予想であの女子選手を指名
「ボート記者コラム・仕事 賭け事 独り言」
先日行われた尼崎のルーキーシリーズは中村晃朋(香川)の優勝で幕を閉じた。その後の男女W優勝戦は稲田浩二(兵庫)、田口節子(岡山)がV。月末にはマスターズの開催が予定されている。通常の一般戦とは違い、若手やベテランのみ、女子だけによるシリーズは年間通じて取材している記者にとっても飽きることなく仕事ができ、なかなか楽しいものである。
たとえばルーキーSではスピードやスリル感に酔えた。道中は恐れることのないスピードターンで逆転に次ぐ逆転の展開が繰り広げられ、若手たちの負けん気の強さがにじみ出ていた。余談になるが結果、10ものボートが破損して交換された。
男女W優勝戦は男女別々に優勝戦までレースを行うことで男子の力強い旋回、そして軽量女子のストレートでの伸びの違いが見て取れた。マスターズは進入からベテラン選手による巧みな技と冷静な判断力が光る。もちろん艇界のスーパースターたちが集うSGが頂点にあるとはいえ、いろいろな角度から構築された企画レースはとにかく楽しい。
そこで記者も企画レースをひとつ考えてみた。それは世代最強シリーズ。野球記者をしていたこともあり、“松坂世代”“佑ちゃん世代”は何をしているんだろう?など調べることがある。近い世代同士のレースを組んでそのライバル心をくすぐってみたい。ドラフト1位で入団しても伸び悩む一方で、育成の星が輝くのがプロ野球。艇界でも連続6期が集まれば養成所チャンプによるレースなどもできるし、デビュー後に急成長した姿もアピールできる。
いきなりだが話題を変える。本紙・デイリースポーツでは今年のSG初戦から俳優の六角精児さんに初日ドリーム予想をお願いしている。実は11月23日に開幕するチャレンジカップ(多摩川)まで、今年のSGドリーム戦はいずれも峰竜太が1号艇での登場。艇界の顔がシリーズに出ていることをアピールするには絶好だし、峰がいなければ盛り上がらないのも事実。にしても、こうも同じだと面白くはない。
六角さんも今回ばかりは時同じく多摩川で行われるG2・第8回レディースチャレンジカップ初日11Rのドリーム戦に予想の矛先を向けてきた。(コラムは23日本紙に掲載)まあ、これも峰が強過ぎるがゆえだが、六角さんは、穴目で前出の田口節子を指名。5枠での登場となるが、24場制覇もしているトップ女子レーサーは尼崎での優勝インタビューで「淡水の調整は苦手だったが、いいきっかけになりました」と多摩川への意気込みを語っていた。尼崎での勢いのまま、六角さんの期待にも応えてほしい。(関西ボートレース担当・中村博格)