【ボート】今後も注目したい浜名湖のエース48号機 板橋侑我のG1初Vを演出

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 “エース機”のすごさを見た。11月10~15日に浜名湖で開催されたG1・浜名湖賞は若手の板橋侑我(25)=静岡・118期・A1=がG1初Vを飾った。その板橋が手にしていたのが浜名湖のエース機と言われている48号機。初下ろしからそう目立った気配はなかったが、7月に中間整備が施されてから一変。乗り手を選ばず噴くと評判になる一機となった。

 そのため板橋には前検から動きに注目が集まったが、初日、2日目と1回走りを連勝。3日目は、やや着を落としたが、予選ラストだった4日目12Rで5コースまくりを決めて自力で予選トップ通過の座をつかみ、準優、優勝戦とインからパワーを生かして逃げて一気にVまで駆け上がった。「(抽選で48号機を引いたときは)マジかって言葉が出た。プレッシャーはあったけど、それを覆してくれるいいエンジンだった。エンジンを信じて行きました」と優勝後は快進撃を支えた相棒に感謝する姿があった。

 各場で使用されているエンジンは1年で切り替えられる。“モンスターエンジン”と称されたまるがめの64号機も惜しまれながら先日の周年記念で最後となったが、こうした別格のエンジンがあれば話題にもなる。浜名湖の48号機も今後そうなりうるポテンシャルはある。舟券作戦を立てるときに“エース48号機”はエンジンで買える一機だと思っている。(関西ボート担当・松下央)

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